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社会の狭間でニートを叫ぶ

最終学歴中卒、高等学校を2回中退。ゲーム暦20年、ニート暦4年。美しすぎる経歴のナウなヤングが送る雑記。

しょうぶと書いてあやめと読む!菖蒲、あなたは読めますか?

Iris sanguinea in Jun 2003.jpg
By Wae35244 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, Link

どうも、久しくしょうぶ湯には入っていません、hkmです。

 

さて、本日5月5日は端午の節句。

端午の節句における慣習も色々ありますが、その中の1つにしょうぶ湯ってありますよね。

 

このしょうぶ、漢字で書くと菖蒲なんですけど、これって「あやめ」とも読んだりして。

今回は、この「しょうぶ」と「あやめ」の関係に迫ります。

菖蒲は「しょうぶ」であり「あやめ」である

さて、しょうぶを表す漢字である「菖蒲」。

これって「あやめ」とも読むんです。

 

同じ漢字を使うなら、さも植物学的に近かったり、見た目が酷似してたりするだろー!なんて思うんですけど、まあ、全く別物なんですよね。

 

しょうぶはショウブ目ショウブ科

しょうぶは、最も新しい分類体系である「APG体系」において、ショウブ目ショウブ科の単子葉植物。

単子葉植物というのは、その名の通り子葉が単葉のものを指します。

子葉ってのは、最初に生える葉っぱのこと。あさがおの双葉みたいな。

 

で、昔はサトイモ目サトイモ科で、サトイモの仲間として扱われていましたが、よく調べたら「サトイモともちげーな」っつって、ショウブ目の名を与えられた植物です。

 

葉っぱの見た目は皆さんお馴染み、細長い葉が幾重にも重なっているもの。

花の見た目は緑色のヤングコーンみたいになっちょります。

Acorus calamus1.jpg
By J.F. Gaffard, Autoreille, France - photo J.F. Gaffard, Autoreille, France, mai 2004,, CC BY-SA 3.0, Link

 

ちなみに、「ショウブ」で検索しても、賢いグーグル先生が

ショウブ⇒菖蒲⇒アヤメ

勝手に脳内変換しやがりまして、アヤメの花しか出てきません

 

ショウブの花の画像が必要な場合は、学名である「Acorus calamus」で検索する必要があります。そんな場合そうそう無いけど。

 

ちなみに、ショウブと名乗りながら美しい花を咲かせる「花菖蒲 (はなしょうぶ)」という植物がありますが、あれはアヤメ科の植物なので、どっちかっつーとアヤメです。

ややこしいかよ。

 

あやめはキジカクシ目アヤメ科

転じて、あやめはキジカクシ目アヤメ科の植物。

葉の見た目はしょうぶと多少は似ていますが、これは単子葉植物なら大体似てるので、アヤメに限った話ではありません。

 

花は美しい紫色をしており、こちらは検索すればいくらでも出てきますね。

アヤメ
GFDL, Link

 

ちなみに、目名になっているキジカクシ。

キジカクシ自体はなかなか見かけず耳にもしませんが、キジカクシ目には「アスパラガス」や「彼岸花」なんかの、なじみの深い植物がそろっています。

 

あ、オシャレな花を咲かせる「ショウブ」には、

  • ハナショウブ
  • キショウブ
  • ノハナショウブ
  • etc...

といった種類がありますが、こいつら、全部アヤメ科です。

適当すぎるんだよなあ。

 

漢字を輸入する時の不手際

さて、見た目も違えば植物学的にも大違い、アヤメとショウブ。

じゃあなんで字が同じやねん、といえば、「昔の人が漢字を読み取りきれてなかった」のが原因という噂。

 

例えば「菖蒲」という文字と、それっぽい葉っぱがセットになっていれば、

  • この葉が生えている植物の事を指した単語なのか
  • この葉の形式の事を指した単語なのか

これがまず判らないわけで。

 

情報の共有も足で行わなければならない時代ですから、認識の統一も図れない。

 

すると、

  • あっちでは葉っぱが菖蒲。
  • こっちではアヤメが菖蒲。
  • そっちではショウブが菖蒲。

なんてことになる。

 

1度それが浸透しちゃうと、文化が混じりあった時に、そいつらが混ざるんですよね。

 

結果、アヤメもショウブも全部菖蒲、なんてことに。

 

花札の菖蒲はアヤメ

ちなみに、花札で「5月」を表す花の札。

この菖蒲の読み方は「アヤメ」です。

 

なまじ菖蒲とも読むものだから、小学生のはとことうちの祖父で、やれ「あやめだ」「しょうぶだ」って言い争いが発生した事もあります。

説明書には「菖蒲」って書いてあるんですよね……。

 

どんな有識者でも読めない「菖蒲」

以上、どれだけ賢い人間でも50%の確率で読めない「菖蒲」についての記事でした。

漢字テストにおける最強の漢字ですので、触れる機会があれば是非。

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