社会の狭間でニートを叫ぶ

最終学歴中卒、高等学校を2回中退。ゲーム暦20年、ニート暦4年。美しすぎる経歴のナウなヤングが送る雑記。

「1冊5円で漫画を買う」という経験に5円支払った話

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2017年10月27日から29日にかけて、モーニングで連載されていた三田紀房著の漫画、「インベスターZ」が1巻あたり5円で販売されている。

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販売ページを見た僕は、当然のようにノータイムで購入した。

が、失礼を承知で書くのであれば、正直「一切興味のない」ジャンルの漫画。

いや、正確に言えば、ジャンルすらわかっていなかった。題名に「インベスター」って入ってるのに。

 

でもって、絵も好みかどうかで言えば、現代における陰側の若者よろしくごちうさで心がぴょんぴょんしている僕の応えはやはりNO。

それなのに、購入にためらいは一切無かった。

我ながら「消費」なる行動の楽しさに少しハッとさせられたので、文字に起こしてみたい。

 

勢いで執筆したので、文体がざっくりしているのはご愛嬌。予めご了承いただければ……。

インベスターZが5円だった

インベスターZ。

モーニングにて連載されていた、れっきとした少年漫画である。

それが19巻にも渡る完結キャンペーンということで、AmazonのKindleをはじめとした様々な媒体で1冊5円にて提供されているのだ。

ポイントまで付与され、2冊目からは実質4円。

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情報を知った次の瞬間、僕の手は手繰られるように「1Click購入」を押していた。「まとめ買い」をワンクリックだ。

 

そこには、

  • つまらなかったらどうしよう
  • 95円をドブに捨てるのではないか

そんなためらいは微塵も無かった。

そんなことよりも、19冊の漫画を95円で購入できる、という経験に熱中していたのだ。


「インベスターZを5円で買う」事に5円支払った

考えてみれば、これは「インベスターZを5円で買う」という行為に5円を支払ったのだろう。

心のうちをさらけ出してしまえば、正直なところ「インベスターZ」である必要も無かったのかもしれない。

 

さて、それからこの感情がどこから来ているのか、とトイレで気張りながら会議を行った訳だが、脳内の妖精さんが出した結論は「優越感」だった。

 

お得に消費できる「優越感」

定価400円の漫画が1冊5円で買えるとなれば、それはもう相対的に「クソお得」である。

相対的にクソお得ということは、定価で購入した方に対して、機会損失ならぬ機会利益をカマしたということだ。

 

そして、汚い話になって恐縮なのだが、やはり「人より一時的にでも優れている」という経験は、非常に気持ち良い体験なのだ。

いや、他人がどう思ってるかはわからない。正しく言えば、「僕は」気持ちいい。

 

気持ちいい事には貪欲である

人間は、気持ちいいことに貪欲な生き物だ。

理性があるからこそ、気持ちいいと気持ち悪いの線引きが起き、その差が大きくなり、気持ちいいものを求め続ける。

 

中学生の頃はもう、色々と「気持ちいい」ばかり追い求めていた気もする。

それから十余年、いやこれからも、僕は気持ちいいの理から逃れられないのかもしれない。

 

Steamの洋ゲーでもこんなんあったな

振り返ってみると、その昔、PCゲームでも同じようなことを個人的にしていたように思う。

 

突然だが、PCゲーム界隈、特にアメリカを拠点とする「Steam」を介するいわゆる「洋PCゲー」界隈では、バンドルという販売形式がある。

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Humble Bundle (pay what you want and help charity)

 

有志の寄付を募り、その寄付額に応じてPCゲームのDLコードを配布する、いわばふるさと納税のようなシステムだ。

あくまで「寄付」という形をとっており、寄付額は1ドルから購入者が自由に決められる。

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寄付の割合も設定できるため、やれ「国境無き医師団に10割!」だとか、「いつもありがとうバンドル業者!お前に10割!」なんてこともできる。

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さて、1ドルからと侮るなかれ、最低限の1ドルでもちゃんとゲームは配布される。

 

さらに追い討ちをかけるが如く、洋PCゲー最大級のプラットフォームである「Steam」にはトレーディングカードというシステムが存在し、ゲームのプレイ時間に応じてカードが入手できる。

このカードがSteam内の通貨で取引でき、その通貨はそのままゲームの購入に充てられるため、結果として実質ほぼ無料でゲームが5本ほど手に入るのだ。

 

ほぼ無料だとゲームを集め始める

ほぼ無料でゲームが手に入るとなると、何故か体がゲーム収集を強いる。

その頃、僕はゲーム収集マシーンと化していたのだ。

 

バンドルサイトに寄付をしてはゲームを起動し放置。

 

さらに寄付をしては、起動して睡眠。

 

結果、Steamには絶対にプレイしないゲームが次々と蓄積されていく。

これらのゲームは、Steamでは500円~1,000円程度で販売されていることが多い。

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わずかな金額で、数百円とするゲームが次々と購入できる経験に、エクスタシーすら感じていたのだろう。

 

無料だとこうは行かないんだろうなぁ

仮に無料で配布されていればこうは行かないはず。

 

決してケチだと言うわけではなく、僕はむしろ浪費を好んでする傾向にあるのだ。

この経験はあくまで、「僕だけが得をしている」と錯覚することによる優越感が動機なのだろう。

 

ソシャゲ業界はこれを「射幸心」と呼ぶ

……と、ここまで書いて気づいたんですけど、冷静に考えたらこの気持ちよさ、完全にガチャで強キャラ引いた時のソレですね。

巷ではなんか「Amazonプライムでマンガまで読めるようになった」とか騒がれてますけど、個人的には断然1冊5円事件の方がショックでした。

 

ちなみに、インベスターZについてはついつい読み進めて止まらなくなるタイプの漫画。

投資漫画だって事すら知らずに買いましたが、われこういうのすき。せっかくなのでちゃんと読みます。

 

インベスターZ

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