どうも、ねればねるほどうまくなる、hkmです。

先日、ふと思い立ち、飴について調べたのですが、

⇒ サクマドロップスとサクマ式ドロップスの違いなんて分かる訳無いよ

そうなると当然、字面の似ている「水あめ」についての情報も入ってくるんです。

僕はてっきり、水あめの事を「そういう菓子」だとばかり思っていたのですが、どうやらそうでもない様子。

それどころか、砂糖も使ってないのね、水あめ。

水あめの事、お菓子だと思ってた

水あめ。駄菓子屋なんかでも売っている、ねちょねちょした甘いアレです。

優しい甘さが特徴で、口当たりも良く、割り箸なんかで練りまくって食べるとやけにおいしい事から、「ねり飴」なんて名前で売られていたりもしますね。

……で。

そんな、駄菓子屋で「ねり飴」なんて名前で売られてるから、僕としては、「お菓子」っていう認識だったんですよ。

ところがどっこい、主流としては「甘味料」なんですね。

砂糖は一切入ってない

そもそも、主原料からして誤解がありました。

あれだけ甘くて、菓子として流通している。

それなら、まぁ砂糖をなんかして作ってんのかなーとか。

そんな事を考えていたんです。

でも、そこから違った。

どうやら、イモや米などのでんぷんを、酵素や酸などで糖化することで、自然と水あめのような様式になるそうで。

まさしく、義務教育の理科でやった

「お米は噛めば噛むほど甘くなるよ!なんで?」

っつー、あの応用なんですよね。

つまりは、砂糖を発展させたものではなく、砂糖と並列した調味料である、と。

それどころか、並列的なものであるどころか、砂糖よりも歴史の長い甘味料だそうで。

砂糖が日本に伝来する前には主要な甘味料として利用されていた

水飴 – Wikipedia

いや、知ってる人からしたら、「醤油に塩入ってないんだ!!」って言ってるようなものでしょうし、めっちゃ滑稽に見えてるんだろうなぁ、とは思うんですけど。

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「飴」では無いかと思いきや

ただ、この水あめ。

砂糖を使っていないなら、厳密に言えば「飴」では無いんじゃないか、と思って、飴について調べてみたら、あら不思議。

逆に、砂糖を使っていない、この水あめこそが、日本語で言う「飴」に該当するらしいんです。

あめ【×飴】
もち米・サツマイモなどのでんぷんを麦芽や酸の作用によって糖化させた、粘りけのある甘い食品。また広く、砂糖を煮つめて香料・着色料などを加えて固めたキャンディーも含めていう。

飴(アメ)とは – コトバンク内、デジタル大辞泉より

どの辞書も、でんぷん由来のものを「飴」として、キャンディについては「仕方ないから含めてやるか」程度の扱い。

ちなみに、キャンディについては、語源が諸説あるものの、どれも「砂糖」を意味する言葉から来ている、れっきとした砂糖菓子。

今を生きる日本人としては、「飴」と言われればついキャンディが思い浮かびますが、キャンディこそが、歴史的には少し邪道な物だったんですね。